とにかく読みやすい!読者に任せないストレスフリーな文章の作り方

 

読みやすい文章は、読者への負担が少なくなるように考えられています。

 

読みやすい文章を作るうえで必要なのは、体言止めや指示語を使って文章をスッキリさせ、スピード感を出すことです。

 

しかし、スピード感を重視して体言止めや指示語を乱用した文章は読者を疲れさせます。

 

とにかく文章を短くすれば良い、という話ではありません。

 

スッキリとした文章であるにも関わらず、読者を疲れさせてしまうのには理由があります。

 

体言止めや指示語が読者を疲れさせる理由を学び、適切に使うことで文章力をアップさせましょう。

 

体言止めは読者に頼った表現方法!用法用量を守って正しく使う

 

体言止めは文章の最後に名詞や代名詞がくるため、文末の表現が豊かになりますが、丁寧さに欠けます。

 

(例)

新商品は11月14日(に)発売(される)。

 

上記のように、読者は無意識に省略された部分を補いながら読み進めています。

 

無意識ではありますが、補う語句を考えながら読むため疲れてしまい、最後まで読んでもらえない可能性が高いです。

 

どんな文章も、最後まで読んでもらえなければ意味がありません。

 

読者の負担を減らすためにも、体言止めの使用は最小限に抑えましょう。

 

万能な指示語はメリットがある分デメリットも大きい

 

指示語は長い名詞を短縮できるため便利ですが、多用すると何を指しているのかがわかりづらくなり、誤読する可能性が高くなります。

 

下記のように、前の文で出てきた語句を簡単に言い換えられるのが指示語です。

 

・これ

・それ

・あれ

 

便利な反面、読者は指示語がどの言葉を指しているのかを考える必要があります。

 

そのため体言止めと同様に、指示語が頻繁に出てくる文章は読んでいると疲れてしまいます。

 

むやみに指示語で済ませず、適度に固有名詞を使ってバランスを取ることが大切です。

 

読者の混乱を防ぎ、ストレスフリーな文章を目指しましょう。

 

少しの工夫で格段に分かりやすく!曖昧な語句は具体的に説明する

 

企画や作品といった語句は、具体的にどのような内容かを明記することで読者がより理解しやすくなります。

 

・佐藤監督による作品

・佐藤監督による恋愛ドラマ

 

上記の2つの文を、比較してみてください。

 

少し具体的に書くだけで作品という単語だけでは分からなかった情報が伝わるようになり、読者の興味を引くことができます。

 

もちろん、体言止めも指示語も一切使ってはいけないというわけではありません。

 

使うタイミングを見極め、読者にストレスを与えない文章を作りましょう。