正しく書いて正しく伝える!誤読を防ぐ言葉の基本ルール
文章でやりとりをする際に、うまく表現できなかったり自分の意図とは異なる伝わり方になったりすることがあります。
言葉のルールを無視して作られた文章は、読み手に誤読させる可能性があります。
では、誤読を生まないために必要な基本ルールを確認しましょう。
主語と述語を明確に!曖昧さをなくして誤読を生まない文章を作る
読み手に正しく理解してもらえる文章の基本は、主語が明確になっていることです。
キャッチコピーのように主語がない文章も存在しますが、正しく伝えることが重要な場合は必ず主語を明確にしましょう。
その他に、主語と述語を正しい位置に構成することも重要となります。
弟は兄が母が料理をしているときに出かけたと言った、という文章は主語の位置が正しくありません。
正しくは、母が料理をしているときに兄が出かけたと弟は言った、となります。
関係の深い述語をすぐ後に置くことで、誰が何をしたのかが明確になります。
読点の位置と漢字とかなの使い方をマスターして正しい文章を目指す
読点の位置が適切でなかったり、漢字とかなが正しく使い分けられていなかったりすると、読みづらいだけでなく誤読の原因となります。
それぞれの使い方を学び、正しい文章を目指しましょう。
主語の後に読点を打つことでより伝えたいことを明確にする
読点を打つ位置にはルールがあり、正しく打つと、読み手の誤読を防ぐことに繋がります。
特に主語が長い場合は、すぐ後ろに読点を打つことで読みやすくなります。
その他にも、時間を表す語句や接続詞などの後には読点が必要といったルールがあります。
漢字とかなを使い分けることで読み手の混乱を防ぐ
時はとき、所はところなど場合によっては平仮名で表記する語句が存在します。
所は漢字で場所を表し、時は時間を表します。
例えば3歳の時といった時間や時期に関わる場合は漢字、買い物に行ったときは時間を表していないため平仮名表記となります。
・こと
・もの
・ところ
・とき
・うち
・わけ
これらの語句は、使い分けをしなければ読み手を混乱させてしまう可能性があるため注意する必要があります。
くどい文章は読みにくいのでスッキリまとめて読みやすくを意識する
ルールに従って正しく書かれた文章には、無駄がありません。
似たような表現の連続や後で後悔するといった重ね言葉などは、文章の無駄となります。
重ね言葉だけではなく、長すぎる文も誤読の原因となります。
1文で伝える内容は1つに絞ると、無駄のない文が作りやすくなります。
ただし、短い文が必ずしも良いとは限りません。
主語と述語だけの味気ない文が並んでいる文章はつまらなく感じてしまうため、バランスの良さも大切です。
言葉の基本ルールを駆使し、正しく伝わる読みやすい文章を目指しましょう。